!!!iPhoneからひかり電話経由で電話をかける方法 !!どんなことができるのか iPhoneからVPN(PPTP)で自宅のひかり電話ルーターにつなげて、自宅の電話番号で電話をかけてしまうという技。世界どこにいても、私の場合、011(札幌)の市外局番で電話をかけられる。費用は1万円以内。あとは、ちょっとコツのいる設定次第で実現しちゃう。使用次第ではiPhoneを携帯電話としては、いっさい使用しなくなります。ひかり電話経由だから緊急電話でもなんでもかけられるし、skype outよりよいと思う。自宅の電話を使うので、電話代がめちゃ安く済みます。勤務医の私、何やってんだろww このように、IPから電話回線に入り込む技が世の中に浸透すれば、もう、どこの国のどんな電話番号でも、どこでも使えちゃう、という、想像のつかない状態になっちゃうんじゃないかと思います。 !!用意するもの ひかり電話とiPhoneをお持ちの方は、新たに用意するのは、VPNルーターとSipPhone on iPhoneというソフトだけです。 !ひかり電話ルーター(RT-A300SEなど) NTTから貸与されるものです。私はRT-A300SEというルーターを借りています。その他、大抵のひかり電話ルーターで事足りると思います。 !VPNルーター(BHR-4RV) バッファローのVPNルーターです。PPTPをサポートしています。 *価格: 9000円前後 *URL: http://buffalo.jp/products/catalog/item/b/bhr-4rv/ !iPhone 3G ソフトバンクから買って下さい。 !SipPhone on iPhone iTunes Storeから買ってiPhoneにインストールして下さい。800円です。 (今で言うところの iSIP です 追記:2010/06/29) !!ひかり電話ルーターとVPNルーターのつなぎ方 {{ref_image zu.png}} VPNルーターのWANポートには何も接続しないで、ひかり電話ルーターのLANポートとVPNルーターのLANポートをLANケーブルでつなぎます。 !!ひかり電話ルーターの設定 設定を理解するには、それなりにコンピュータの基礎知識が必要です。わからない人は諦めて下さい。大事なことですが、この設定は合法なものですので、ご安心ください。 !内線設定 {{ref_image RT-A300SE-2.png}} 図のように内線番号3に設定してみて下さい。パスワードはお好きなもので。 !静的NAT設定 {{ref_image RT-A300SE-1.png}} 図のように設定してみて下さい。 !高度な設定 {{ref_image RT-A300SE-3.png}} アップデート設定を手動にしてみて下さい。これはおまじないです。 !情報→現在の状態→機器状態情報 {{ref_image RT-A300SE-4.png}} WAN側IPアドレスを書き留めておいて下さい。アップデートを手動にしましたので、ひかり電話ルーターの電源を切らない限り、勝手にWAN側IPアドレスが変わることがありません。VPNルーターのDDNSを設定できればいいのですが、今回はこの機能は使用できませんので、WAN側IPアドレスを書き留めるという原始的なやり方を行います。 !!VPNルーターの設定 設定を理解するには、それなりにコンピュータの基礎知識が必要です。わからない人は諦めて下さい。大事なことですが、この設定は合法なものですので、ご安心ください。 !LANポート設定 {{ref_image BHR-4RV-1.png}} 図のように設定してみて下さい。DHCPサーバ機能は使用しません。 !PPTPサーバ設定 {{ref_image BHR-4RV-2.png}} 図のように設定してみて下さい。続けて、外部から接続するためのユーザをひとり追加しておいて下さい。ユーザのIPアドレスの割当方法はDHCPでO.K.です。 !パケットフィルタ設定 {{ref_image BHR-4RV-3.png}} 必要ないのかも知れませんが、図のように設定してみて下さい。 !!iPhoneの設定 設定を理解するには、それなりにコンピュータの基礎知識が必要です。わからない人は諦めて下さい。大事なことですが、この設定は合法なものですので、ご安心ください。 !VPNの設定 {{ref_image IMG_0009.PNG}} 設定でVPNを選択します。(上図は既にVPNが接続されていますが、気にしないで下さい。) {{ref_image IMG_0010.PNG}} VPN構成を追加を選択します。(上図は既にVPNが接続されていますが、気にしないで下さい。) {{ref_image IMG_0011.png}} PPTPを選択して、必要項目を入れていく訳ですが、サーバはひかり電話のWAN側IPアドレスのことです。アカウントとパスワードはVPNルーターのものです。(上図は既にVPNが接続されていますが、気にしないで下さい。) {{ref_image IMG_0012.PNG}} 晴れてVPNでつながると上のところにVPNと表示されます。 !SipPhone on iPhoneの設定 {{ref_image IMG_0004.PNG}} SIPアカウントを作ります。(上図では既にSIPアカウントが作ってありますが、気にしないで下さい) {{ref_image IMG_0005.PNG}} こんなふうに設定します。Passwordはひかり電話の内線設定で設定したパスワードです。 {{ref_image IMG_0006.PNG}} そのまま、Advance設定をします。 {{ref_image IMG_0007.PNG}} Settingsは特にいじらなくてよいです。 {{ref_image IMG_0008.PNG}} Settingsは特にいじらなくてよいです。設定は以上です。 !!電話のかけかた Wi-Fi環境のみで電話が使えますが、PPTPが通らない設定をしているルーターの場合は、SIPは使えません。逆を言えば、PPTPが通れば、地球の裏側からでも、ひかり電話が使えるということです。 !下準備(いつもこの下準備が必要です) 0. Wi-Fi環境下であることを確認します。 1. iPhoneの設定でVPNをONにします。 2. SipPhone on iPhoneのSIP AccountをONにします。 {{ref_image IMG_0004.PNG}} 3. SIPの字が緑に点灯します。使えます。 {{ref_image IMG_0003.PNG}} !内線電話のかけかた 1と押して、SIPボタンを押してみて下さい。自宅の電話に発信します。お話し出来ます。 !内線電話のうけかた 自宅の電話から3と押して、外線発信して下さい。iPhoneが着信します。お話し出来ます。 !外線電話のかけかた お好きな番号を押して、SIPボタンを押してみて下さい。自宅までネットでつながり、自宅のひかり電話から発信します。お話し出来ます。 !外線電話のうけかた 自宅の電話に着信があれば、iPhoneも着信します。お話し出来ます。 //!!重大なおまけ //!VPN接続が許可されていないWi-FiからSipPhoneを接続する方法 //たとえば、会社や学校、マクドナルドなどから使用する場合、VPNの接続が不可能な場合があります。それは、ルーターやサーバーの設定なのでどうしようもできません。ですが、SipPhoneを使う裏技があります。ハックする必要もありません。それは、iPhoneのバグ?を利用する方法です。簡単です。それは、まず、iPhoneの設定からWi-FiをOFFにします。その次に、3GでVPN接続します。それで、Wi-FiをONにして無線LANの電波を拾います。何事もないように、SipPhoneを起動すると、使えるようになっているはずです。おそらく、Wi-Fiがつながっているんだけど、3G越しにVPN接続されてつながるバグであると思います。 //!暗号化されていない無線LANを拾って、Webにアクセスすると、金を払わないと使えないぞ的なアクセスポイントからSipPhoneを接続する方法 //たとえば、FONなどの金払え的なアクセスポイントは街中にありますが、それを利用して、金を払わなくてもSipPhoneを接続する方法です。詐欺もしませんし、ハックもしません。ただ、iPhoneのバグ?を利用するだけです。簡単です。それは、まず、iPhoneの設定からWi-FiをOFFにします。その次に、3GでVPN接続します。それで、Wi-FiをONにして無線LANの電波を拾います。何事もないように、SipPhoneを起動すると、使えるようになっているはずです。おそらく、金は払っていないからWi-Fiにつながっても何もできないのに、表面上はつながっているフリなので、3G越しにVPN接続されつながるバグであると思います。